忍者ブログ

.

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

視線を生む3原則



構図の基礎をみにつけて、
一枚の絵は描けるようになっても、
絵の連続したもの・・・コマ割りができるわけじゃない。
コマ割りは視線誘導が大切になってくる。
(※「視線」とは漫画を読む目の動きのこと)

視線を意識することで何が生まれるか。
「間」や「時間」だ。
視線には3種類ある。


1つめは「吹き出しによる視線」
2つめは「コマによる視線」
3つめは「絵やビジュアルによる視線」


1つめの「吹き出しによる視線」
日本の漫画はふきだし(セリフ)が縦書きだから、
「右から左へ」もしくは「左斜め下へ」という視線の動きがある(注1)


2つめの「コマによる視線」
例えば、
左端のコマから下段右端のコマへ読むときに、
「右斜め下へ」と視線が動くし、
左下端のコマから次ページ右上端のコマへ読むとき、
「左斜め上へ」と視線が動く(※図1)。
  

 
 
3つめの「絵やビジュアルによる視線」
登場人物の視線の先に視線は向かいやすい。
そしてコマ内に複数のモチーフがあれば、
目立つものや大きなものに視線がいきやすい(注2)。
あるいは、連続したモチーフを視線がたどる(※図2)
これは映画スクリーンの上下を黒で塗りつぶすことで、
真中の画に集中させるのとほぼ同じ、
 集中線もこれの仲間。
  
  
  
注1 横書きの擬音(左から右へ読む)があるが、
   あえて視線を混乱させてコマに少しでも目が留まるような意図。
   縦書きの擬音はスピード感重視だ。

注2 大きく描きすぎるとコマをはみ出す「断ち切り」という描き方。
   断ち切りはモチーフを詳しく描けるし、目立たせられる。
   が、頻繁にやるとごちゃごちゃしてみえ、効果的ではない。

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

P R